業務用4Kメモリーカードカメラレコーダー
「GY-HMQ10」 を発売
~ SDHC/SDXCカード4枚で、4K映像を形成・記録し、低ランニングコストと長時間記録を両立 ~
株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより、業界で初めて※1、機動性に優れた小型・軽量のハンドヘルドサイズのカメラで、フルHDの4倍相当の情報量を持つ4Kの高解像度(3840×2160)で60p記録・再生を実現した、業務用4Kメモリーカードカメラレコーダー 「GY-HMQ10」 を3月下旬より発売します。
本機は、SDHC/SDXCカードを4枚使用し、独自の画像処理エンジン“FALCONBRID(ファルコンブリッド)” により、4K映像を形成し記録することで、低ランニングコストと長時間記録(32GB×4枚で約2時間)を両立しています。業務用ビデオ市場はもとより、より広範囲な映像制作現場において、4K映像の記録・再生に対応します。
※1 : 3月下旬発売予定、国内市場における 4K映像を記録・再生できる業務用小型カメラレコーダーとして。2012年3月16日現在(当社調べ)。
品名 | 型名 | 希望小売価格 | 発売時期 |
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業務用4K メモリーカードカメラレコーダー |
GY-HMQ10 | オープン価格 | 3月下旬 |
主な特長
1.業界初※1、小型・軽量のハンドヘルドサイズで、4K/60p記録・再生を実現
業界で初めて※1、質量約1.67kgの小型・軽量ハンドヘルドサイズで、4K/60p記録・再生を実現。コンパクト設計の機動性に優れたボディは、野外や狭い場所、空撮など、撮影フィールドを広げます。また、小型大容量バッテリーに対応し、長時間撮影時の負担を大幅に軽減します。
2.4K映像をSDカード4枚で記録、低ランニングコスト・長時間記録を両立
本機は、4K映像を、4枚のSDHC/SDXCメモリーカードそれぞれに分割して記録し、その4つの映像データを組み合わせて形成します。32GBのSDHC/SDXCメモリーカード4枚では約2時間の記録が可能であり、 低ランニングコストと長時間記録を両立しています。
SDカード | トータル | 記録時間 |
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16GB ×4 | 64GB | 約1時間 |
32GB ×4 | 128GB | 約2時間 |
64GB ×4 | 256GB | 約4時間 |
3.4枚の映像の境目を目立たなくする、当社独自の 「エッジブレンド処理機能※2」 を搭載
4つのファイルのエッジの境目をオーバーラップして記録する「エッジブレンド処理機能※2」を搭載。動きの速いシーン、暗いシーン等に発生しやすい境目を、記録時にオーバーラップさせ違和感のない映像を再生します。
※2 : 「エッジブレンド機能」は、0ピクセル/16ピクセルをメニューで選択可能。
4.4つのHDMI端子から1080p信号を出力し、4K/60pライブ出力を実現
HDMI端子を4つ装備し、それぞれから1080p信号を出力することで、4K/60pライブ出力を可能にしました。4K再生可能ディスプレイ※3に接続すれば、ライブ映像の視聴、ピント合わせ等の調整に対応します。
※3 : 接続するディスプレイにより接続方法が異なります。
5.ワンタッチで、4K映像をダウンコンバートしてフルHDで出力できる「フルHDトリミング機能」搭載
本体タッチパネルの、タッチした場所を中心に、4K映像(3840×2160)から、その1/4の画角のフルHDサイズ(1920×1080)分をトリミングし、HDMI端子(1本)を通して出力できる機能です。これによりトリミングしたフルHD映像だけを対応モニターに映し出せます。指先でタッチする場所(中心点)は、タッチパネル内のどこでも指定でき、トリミング部分は自由に選択可能です。
6.4K映像の編集をサポートする、4Kファイル変換ソフト「JVC 4K クリップマネージャー※4 」を用意※5
SDカードに記録された4K映像を形成する4つのMP4ファイルを1つのProRes 422ファイル(MOVファイル)に統合※6する変換ソフト「JVC 4K クリップマネージャー※4」を用意しています。
※4: Mac OS (10.6.8 または 10.7.2 ) に対応。
※5: 当製品ホームページより無償ダウンロードにて入手可能(予定)。動作環境をご確認ください。
※6: 変換の実記録時間は、お使いのコンピューターの環境によって変わります。
その他の特長
1.1/2.3 型829万画素“裏面照射”CMOSセンサーを搭載
低照度に強い高感度の裏面照射技術を採用した、有効画素数829万画素のCMOSセンサーを搭載。
2.光学10倍ズームレンズを搭載
高性能光学10倍ズームレンズを搭載し、周辺歪みや色収差が少なく高画質記録をサポートします。
3.「タイムラプス撮影機能」を搭載
タイムラプス撮影モードでは、1コマごとの記録フレーム数と記録時間を設定※7して自動記録することが可能。長時間かけてゆっくりと変化するシーンを圧縮して記録し、短時間で再生することができます。
※7: 1秒/5秒/40秒間隔のインターバル設定可能。
4.ワイヤードリモコン用端子を装備
ワイヤードリモコンが接続できる専用のφ3.5mm端子を装備し、三脚やジブ、クレーンを使用する際の、遠隔操作を可能にします。
5.充実した装備
3.5型LCDモニター、手ブレ補正機能(ON/OFF)、ファントム電源対応オーディオ入力(XLR端子)を装備。ビューファインダーは0.24型を採用し、小型ながら本格的な撮影に対応します。
6.充実したマニュアル機能
ゼブラ表示、フォーカスアシスト、アイリス調整、ホワイトバランス設定などのマニュアル機能が充実。
企画意図
モニターやビデオレコーダー等の映像機器におけるHD化が定着し、昨今では、より高解像度の次世代映像表示技術として、フルHDの4倍に相当する4K映像への期待が高まっています。その期待に応えるべく、当社はこのたび、業界で初めて※1、4K/60p記録・再生を小型で軽量なハンドヘルドサイズで実現した業務用カメラレコーダーを企画・開発しました。
本機の4K映像は、独自の高速画像処理エンジン「FALCONBRID(ファルコンブリッド)」を搭載することで、SDHC/SDXCメモリーカード4枚に4K画像を分割して記録し、その4つのデータを組み合わせて形成しています。これにより、長時間撮影と、経済的なランニングコストを両立しています。また手軽に、アクティブに撮影できる機動性の高い4Kカメラを実現しました。
さらに、本機は4Kの高解像度映像データをリアルタイムで出力できるので、より高精細な映像制作を実現するとともに、テレプレゼンス、高解像度映像による観察・モニタリングなど、4K映像の新たな活用を提案します。
※1 : 3月下旬発売予定、国内市場における 4K映像を記録・再生できる業務用小型カメラレコーダーとして。2012年3月16日現在(当社調べ)。
主な仕様
【一般部】 |
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電圧 | DC 12V (ACアダプター使用時)、DC 7.4V (バッテリー使用時) |
消費電力 | 約17.5W |
外形寸法 | 幅139mm×奥行き198mm×高さ271mm(オーディオユニット装着時) |
質量 | 約1.67kg (付属バッテリー装着時) |
動作温度 | 0℃ ~ 40℃ |
保存湿度 | -20˚C ~ 50˚C |
動作湿度 | 35% ~ 80% |
保存湿度 | 85%以下 |
【カメラ部】 |
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撮像素子 | 1/2.3型 829万画素(有効) 裏面照射CMOSセンサー |
同期システム | 内部同期 |
手ブレ補正 | 光学手ブレ方式(ROIS) |
レンズ | F2.8 ~ 4.5、10倍、f = 6.7 ~ 67mm (35mm換算 : 42.4 ~ 424 mm) |
フィルター径 | フードなし : 46mm (スクリューピッチ : 0.75mm) : フィルター/アングルコンバーター用 フード付き : 72mm (スクリューピッチ : 0.75mm) フィルター用 |
シャッタースピード | 1/2 ~ 1/4000 |
ゲイン | 0dB、3dB、6dB、9dB、12dB、15dB、18dB、AGC |
LCDモニター | 3.5” LCD、92万画素、16 : 9、カラー、タッチパネル |
ビューファインダ | 0.24” LCOS 26万画素、16 : 9、カラー |
【記録部】 |
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記録メディア | SDHC/SDXC (クラス6/10推奨)、SDHC/SDXC スロット : ×4 |
記録フォーマット | 4K : MPEG-4 AVC/H.264 ( .MP4) HD : AVCHD(.MTS) |
記録モード | 4K設定 : 3840×2160/60p/50p/24p VBR、144Mbps(Max) MPEG-4 AVC/H.264、Audio : AAC 2ch 48kHz 16bit 384kbps |
HD設定 : 1920×1080/60p/60i/50p/50i 60p/50p mode : VBR、(Max) 28Mbps UXP Mode : VBR、約24Mbps/XP Mode : VBR、約17Mbps/ SP Mode : VBR、約12Mbps/EP Mode : VBR、約5Mbps、 Audio : AC3 2ch 48kHz 16bit 256kbps |
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フレームレート | NTSC設定 4K : 3840×2160/59.94p、23.98p HD : 1920×1080/59.94i、59.94p PAL設定 4K : 3840×2160/50p HD : 1920×1080/50i、50p |
【端子部】 |
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ビデオ/オーディオ出力 | Mini HDMI出力 ×4 (4K : HDMI×4 HD : HDMI ×1) |
オーディオ入力 | XLR ×2 (MIC、+48V/LINE) (内蔵ステレオマイクあり) |
リモート端子 | φ3.5mm ミニジャック (4極) |
ヘッドフォン端子 | φ3.5mm ミニジャック (ステレオ) |
USB | USB2.0、Type-B |
【付属品】 |
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バッテリー、ACアダプター |
* AppleおよびAppleロゴ、Macintosh、QuickTime、Final Cut Pro、ProRes422 は米国その他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
* AVCHD・AVCHD Progressive および AVCHD・AVCHD Progressive ロゴはパナソニック株式会社とソニー株式会社の商標です。
* SDXC、SDHC、SDロゴは、SD-3C,LLCの商標です。
* HDMI、HDMIロゴ、および High-Definition Multimedia Interface は、HDMI Licensing,LLC の商標もしくは米国およびその他の国における登録商標です。
* Dolby はドルビーラボラトリーズの商標です。
* その他、記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
関連情報
お問い合わせ
【報道関係窓口】 株式会社JVCケンウッド マーケティング戦略部 宣伝・パブリシティ担当
TEL : 045-444-5310 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地
【お客様窓口】 株式会社JVCケンウッド ビジネス・ソリューション事業部 営業技術部
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